日韓関係の所感2

日韓関係の所感2

(4)韓国に起きた衝撃―旧西側陣営からの独立
冷戦において韓国は西側、北朝鮮は東側だった。これを覆そうとしているのが現在の韓国だ。これにはさすがのアメリカも驚いたことだろう。GSOMIAの破棄、これは東アジアの情勢を混乱させる危険な判断だった。あの判断はアメリカにとって自らの制御下から離脱するという意思表示に見えたに違いない。冷戦下で朝鮮戦争が起き韓国は連合軍側として北朝鮮と対峙、朝鮮戦争が休戦した後もアメリカと軍事同盟を結びそれを軸にアメリカと協力し東側諸国と対立してきた。そんな冷戦が終わり、韓国国内に朝鮮統一を求める勢力が現れた。前大統領の廬武鉉もそうであるし現在の文在寅もそうである。これは冷戦の克服と見れば聞こえはいいが、同時に十分な危険を孕んでもいた。それはアメリカを裏切るかもしれないというものである。

反米勢力との統合というのは親米勢力にとって危険なことである。もし統合の仕方に失敗すれば領土が拡大した反米勢力となる。これはまったくアメリカにとって喜ばしいことではない。しかも、場所が場所だ。米中新冷戦などと言われる今日において朝鮮半島が全て中国側になるということは究極の裏切り行為である。現在は韓国国内に米軍が駐留しているからすぐには旧西側陣営からの離脱ってことはないかもしれないが、昔から韓国国内には米軍を国内から追い出そうとしている勢力がいる。これは日本にもいるが日本と韓国では近隣の環境が大きく違う。韓国は中国や北朝鮮と部分的な共通点があるが日本にはこれがない。日本は親中勢力もいるが反米勢力もいる。日本の改憲派が九条の改正についていう理由の一つとして対米自立というものがあるのも事実だ。

日本の経済は停滞こそしているが一応世界第3位のGDPを持つ国である。「転落国」とも言われ始めたがまだ改善が効く。日本が国際社会の中で独立した姿勢を示すための対米自立。改憲して国軍を持ち日本を真の意味で独立させようという意見がある。これはアメリカにも中国、どちらかにベッタリってことをなくすためのものでもある。日本がいまさら共産化するなんて多くの国は思ってないしそのような勢力が政権を取るとも思ってない。さらに言えば現在の日本共産党の姿勢が本来の共産主義の形なのかという部分にも私は疑問を持っている。日本は自由主義社会から離脱するとも独裁体制になるとも世界中の誰も思ってない。これこそ信頼だ。日本は旧西側陣営を裏切ることはない。これは私もそう思うし、日本国民もそう思っているだろう。

だが、朝鮮半島はそうでもない。朝鮮民族による統一国家を目指す韓国にとって北朝鮮との共通点は「反日」と「民族」だ。これだけでも十分に危険性を感じる形で統一しようとしているのがわかる。もし奇跡的に統一国家が誕生した場合、それは中国側の反日国家で核を保有しているという日本にとってこれほど危険な敵はいないと言わしめること間違いなしの国家が誕生することになるのだ。中国との連携の理由も現在の韓国国内世論にある反米勢力であったり、文政権の中国との外交を見れば明らかだ。「三不一限」なるものを結んだ。これは内容を見れば明らかだがアメリカよりも中国との連帯を重視するという意思表示だ。GSOMIAの破棄についてもあれほど多くの米国高官が釘を刺したのにやってしまった。ついに文政権はアメリカからの独立と中国への従属を表明し実現しようと動き始めたのだ。これは大いに危険なことだ。タイミングも強烈に悪い。歴史も見れず、空気も読めず、一体彼らは何がわかるんだろうと頭を抱えたくなる有識者は世界中にたくさんいることだろう。

日本もこの情勢を悠長に眺めている場合でもない。何故なら核を保有した反日国家が誕生するかもしれないからだ。これは日本にとっても由々しき事態だ。直ちに策を考えなければいけない。それほどに東アジア情勢は危険なのだ。米中2国が主役であるならばここで余計なことをする国は間抜けとしか見られない。故に急激に韓国が滅ぶという見解の本が増えてきているのだ。韓国はそれだけ危機に瀕している。今変わらなければ韓国は自壊の道を邁進しその誇りある国家を破壊しかねない。彼らの誇りがそんな簡単に滅ぶほど空虚なものだったなら、嘲笑われるのも仕方がない。今、韓国国内で起きているこの歴史の流れを覆す革命は間違いなく尋常ではない被害を韓国国内に起こし、後の国民が後悔する結果へと繋がることだろう。

大体、革命なんてものはろくなものではない。ソ連にしろ、フランスにしろ、政治的な混乱を巻き起こし社会不安を蔓延させこれを瞬時に抑え込もうとすれば強大な権力を作ることとなり多大な被害を生み出す。何事もタイミングや準備が必要なのだ。それも整わないままに実践しようとするのは危険極まりない。来年には選挙を控える韓国。さらに時がたてば大統領イジメが始まる韓国。国家元首イジメという負のスパイラルを改善し新しい政治体制を作ることも考えたほうがいいだろうし、大衆扇動政治に丸め込まれることなく各人が教養を持って国家を導けるようにならなければいけないだろう。何が良くて、何が悪いか、何が重要で、何が不必要か、社会の情報に影響されることなく社会との関わりを持って欲しいと考える。これは韓国だけでなく今日のアジアの多くの国に言えることだ。国民一人一人の国家との関係に対する意識が遠すぎる。これは非常に危険な兆候で組織票による固定化した不完全な民主主義を生み、権力者に寡頭政治に近い仕組みへと変化している。これは直ちに改善されるべきものだ。国家の動向を左右するのは政治家だけではない。国民もまた主権者であるがゆえに関係者だ。韓国に起きている歴史的な悲劇は改善するチャンスを得た。今、立ち上がれないのであれば韓国は危機から崩壊へと進んでいくだろう。

(5)韓国は危険な状態に至っている
韓国の反日という現象は危険だ。己が身を滅ぼしかねない。韓国人の中にもこのことに気づいている人はいるだろう。これに似た人たちは明治時代にもいた。彼らは親日開花派と呼ばれた。しかし、いつの時代も彼らの言葉は空を切っている。

私は韓国が生まれ変わる必要があるのかもしれないと思う。でなければ再び事大主義的に中華思想の一部となってしまう。現在の文在寅政権はまさにこれだ。朝鮮半島統一を目指すらしいがとても北朝鮮のことを考えているとは思えない。北朝鮮は主体思想のもと金王朝の維持が目的である。北朝鮮において金一族は国体なのだ。これを果たして文在寅はわかっているのだろうか。民主国家と王朝国家この二つの国をいかにして一つにするのか。王朝の一部となる以外に統一の方法はないのではないかと私は考えるが、それを韓国国民は納得して受け入れるのだろうか。どうにもビジョンが見えているとは思えない。理想が暴走しとてつもない妄想へと至っているのではないかと危惧する。過去の保守系政権を批判し親日残滓の排除発言など随分とポピュリストのような振る舞いをしていると感じる。国家の導き手として彼が適切な人間だと思えない。今、変わらなければ戻れなくなるかもしれない。

米中覇権争いが言われる中、旧西側諸国である韓国が米軍を駐留させたまま中華思想の一部となる未来をアメリカが指を咥えて見ているわけがない。冷戦時代から続いてきたアメリカとの関係も破壊しにかかる文政権はまさに静かなる革命を続ける闘士だ。しかしその革命の先に明るい未来があるのだろうか。私は疑念が絶えない。せっかくどういう要因であれ民主国家として独立し漢江の奇跡でもって経済成長を遂げた。これを再び事大主義的な思想でもって回帰しようとしている。この状態を脱却し変わるべきなのではないか。韓国は間違いなく歴史によってレームダックに陥っている。

私は領土問題などでの彼らの行動に対してフォークランドのような結果になってもしかたがないのではと思うこともある。しかし、それは話が通じない今の韓国だからだ。これが変わるなら兆しはある。逆に今変わらなければ今後数年でアジアはさらなる政治的な混迷へと進んでいくことになる。その第一歩としての韓国の変化を私は望む。ただ、あの建国神話を改善するための変化は容易なことではないだろう。彼らの戦後の歴史には常に反日という言葉がついて回る。彼らは常に闘争や不満を抱えそのはけ口を探しているように見えるのだ。李承晩の大統領任期に対する不満の爆発。次に軍政に対する反発。文政に移行すれば今度は汚職を働く政治家の首つり。「公人は清廉潔白であれと」「でなければ公職につくな」「見つければ晒し首だ」日本にも近い風潮を感じることもあるが韓国はさらにその上をいく。彼らはかくも聖人君主を探している。

例えるなら映画の「ミニオンズ」のようなものだ。だが、それはいない。少なくとも私は聖人君主が現代に登場し国家を統治することはないと考えている。かくも彼らは儒教的精神に蝕まれ現実にそれを求めている。いい加減に気づくべきだ。日本は現在の強硬姿勢を続け一度韓国国民そして権力者に教えなければいけない。これまでがたまたまだったと。今回の日本の輸出規制によって彼らの貿易はより中国に依存することになった。それは危険だという意見も当然ある。より中国と密接になるのではと。それはそれだ。だが彼らに変化を望むならそれも仕方がない。

私は彼らと仲良くする必要はないと考えている。適切な距離であればいいと。だが、敵でいるということは改善したいのだ。そのために彼らに強い姿勢が必要ならそれはしっかりと行うべきだ。今回の輸出規制などを早めに日本側からどうにかしろという有識者の声を聞くと何を君たちは見てきたのかと驚く。バカなのかと。それをずっとやってきて少しでも彼らに変化はあったのかと。ないではないか。なのに同じことを繰り返して甘やかすのか。仮にも日本はかつて朝鮮半島を統治した国家だ。ゆえに日本は朝鮮半島が国際社会において恥をかかない大人の国家になることをサポートしてもいいではないか。ならば、今の彼らに行うことは何か。舐めた態度をとっているのだからしつける必要があるということだ。

今の朝鮮半島の近代化の基盤は日本が作った。韓国経済は財閥が中心。これも日本の影響だ。日本が象ったのだから。日本は常に強い姿勢で彼らと関わらなければいけない。かつて統治したからといって甘やかすのではなくかつて統治したからこそ責任もって彼らに常識を教えなければいけない。日本は韓国にパパ活をしているわけではないのだから。このような強気の態度をとれば韓国側も今のように反発することだろう。反日意識を盛り立てる者も出るだろう。しかし、日本が厳しい態度で彼らに接することを続ければ彼らは現実を知る。そして金をせびらずともやっていける国家になった時、反日感情は徐々に薄れていき一つの過去へと変わるだろう。それは今の韓国国民の流行としての反日にも見えるし、認めたくないが日本の国体意識の薄まりを見ていてもわかることだ。そうでもしなければ韓国は形骸化した主権国家へと姿を変えることになる。

polimos管理人 オカソ

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