自民党総裁選2020③―菅義偉内閣の中身と自民党内勢力図の変化の可能性―

自民党総裁選2020③―菅義偉内閣の中身と自民党内勢力図の変化の可能性―

・菅内閣はポスト自民党総裁候補内閣だ

 誕生する菅内閣が何年やるかを断言するのは難しいがきっと1年だろう。あくまで安倍政権と次の政権の、つなぎの政権として役目をまっとうするのではないか。ゆえに大臣ポストや党役員人事は経験を積ませるための総裁候補者を擁立していくのではないかと思われる。主要派閥はみな菅氏支持であることも加味すれば安倍政権同様各派閥に大臣ポストを順当に割り当てるだろう。

・注目は官房長官

 大臣の主要ポストは財務・経産・外務・官房長官だ。菅内閣では誰が官房長官になるのかが注目される。ここに菅氏と近い人間を持ってくるのかそれとも支持派閥の中から選ぶのか。菅氏側近だと梶山弘志氏の可能性もある。梶山氏の父である梶山静六氏は菅氏が師と仰いだ人だからだ。派閥で考えると筆頭は河野太郎氏、あとは細田派かとも考えるが誰にするかが難しい、下村博文氏や稲田朋美氏にやらせるとは思えないのだ。外務大臣の茂木敏充氏もありえるが続投なのではないかと考えている。

 若手議員だと小泉進次郎氏にも大臣ポストを用意し、細田派だと世耕弘成氏や萩生田光一氏にポストを与え、女性だと高市早苗氏も留任するのではないだろうか。竹下派だと加藤氏をどうするかが考えられる。党のポストにつけるかが気になるところだ。あとは総裁選で戦う岸田氏の処遇も気になる。菅政権は参議院票では青木幹雄氏と協力しつつ盤石な権力基盤で政治を行っていくだろう。9月の新政権と新党内人事は今後の政治を見るのに重要なものとなる。

・今後はA氏が握ってる?

 幹事長は二階氏続投かと考えるがそれはこの総裁選の中で菅氏がどのようにまとまるかで見えてくる。もしかすると「二階外し」もあり得るのだ。自民党内の勢力図の変化も含めて今回の総裁選から菅政権の間は興味深くなる。自民党が大きな派閥変動を起こすときに出てくるのが参院のドンと呼ばれた青木幹雄氏だ。彼は竹下派を竹下登の最側近として作り上げ、竹下氏の死後、小泉純一郎総裁誕生に貢献。小泉氏の竹下派勢力の除去に協力した強者にして曲者だ。彼と菅氏の関係によって今後の勢力図は大きく変わる。

pod castで話したポスト安部について①

pod castで話したポスト安部について②

Polimos管理人オカソ

コラムカテゴリの最新記事