アメリカ第二回大統領討論会の結果をどう見る

アメリカ第二回大統領討論会の結果をどう見る

 いよいよ大詰めを迎えたアメリカ大統領選挙だが、トランプ大統領は依然として苦戦を強いられている。9月末に行われた最初の討論会はメディアからさんざんに叩かれていたが、今回は討論の形をなしていて、安心した。

 討論会の内容だが、最初のセクションはコロナ対策について話され、変化のない応酬となった。トランプ大統領が経済活動を重視する一方で、安全を重視するバイデン候補は安全の確保ができるまでは経済活動を控えるべきだという意見。正解のない議論のためどちらに共感するかということが判断基準になるだろう。

 現在アメリカはコロナ対策の影響で過去最大の財政赤字を記録し、共和党側はこれをどうにかして改善していきたいと考えている。一方の民主党はこれをさらに増大させようとし、現在もアメリカ下院では補正予算の内容について議論されている。バイデン候補はさらなる大幅な財政支出を掲げており、これが後々アメリカ財政にある程度影響を与えることは明白だ。経済活動の極端な統制は多くの人々の経済状況に芳しくない結果をもたらすので「安全」という言葉に釣られて痛い目を見る可能性がある。

 今回の討論会で両者はお互いのスキャンダルを攻撃したあった。トランプ大統領の納税問題は2016年の選挙でも似たような報道があったもので、あまり支持率に影響があるとは思わない。しかし、バイデン候補のスキャンダルはかつての「ウォーターゲート事件」級のスキャンダルで罪に問われるのではという意見もある。徐々に報道によって明らかになっているが日本であまりバイデン候補のスキャンダルについての報道を見ることはない。

バイデン氏のスキャンダルについてはこちらから確認してほしい。

 トランプ政権におけるアメリカは大きな成長を遂げた。景気も好況、雇用率も上昇、株価も上昇、経済は絶好調だった。外交においても対外強硬と言われるが自由貿易協定の見直しを行い、不法移民の取り締まり、中国への牽制など。そこそこ成果をあげている。過去の大統領と比較するならトランプ大統領はレーガン大統領やニクソン大統領と比べられる。これはあながち間違ってないだろう。

 バイデン候補は最後にフラッキングを巡るところで発言が迷走したり、環境問題についてはクリーンエネルギーを重視し、段階的にCO2の削減に向けて動いていくような趣旨の発言をしたりとエネルギー産業にとっては不安を感じるもので、バイデン候補の発言に一貫性がないゆえに信頼できないと感じた人もいるのではないだろうか。

 すでに郵送投票は始まっているのでこの討論会が投票行動に大きな影響を与えるとは思えないが、それでもアメリカ国民には決してメディアに誘導されるトランプ像ではなく、4年にわたる政治結果を基準に判断してもらいたい。

Polimos管理人 オカソ

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