【逆から見る日本政治史5-1】小泉の遺産を引き継げなかった男たち 前編(第一次安倍政権~麻生政権)

【逆から見る日本政治史5-1】小泉の遺産を引き継げなかった男たち 前編(第一次安倍政権~麻生政権)

・絶好調の小泉政権からの移譲

  メディアパフォーマンスがうまかった小泉純一郎氏は国民の支持を受けての郵政解散選挙で大勝し、盤石な衆議院を獲得。小泉政権末期にサプライズ人事として期待されてきた安倍晋三氏へとバトンを渡した。

・ 若すぎた第一次安倍政権

 安倍晋三氏は「保守」政治家の星として期待されてきた。岸信介氏の孫であり、安部晋太郎氏の息子であり、自民党の派閥である清和会の希望という絶大な期待を受けて総裁選で勝利し首相となった。その期待に応えるかのように続々と政策を実現していくが、その急進的な行動は多くの霞が関の反発を招く結果となってしまった。さらにここで小泉政権以後、小泉政権で抑圧されていた勢力が復党して抵抗勢力になるなど問題を抱えすぎた。そして度重なる閣僚のスキャンダルや年金問題発覚が重なって、2007年の参議院選挙で民主党に敗北しねじれ国会に。さらに安倍晋三氏が体調を崩し、首相を辞任。タイミングも悪かったこともあり、メディアから散々に叩かれ悲惨な形での退陣となった。

第一次安倍晋三政権での実績

教育基本法改正・防衛庁を防衛省へ・国民投票法・児童虐待防止法など

・突如消えた福田政権

 安倍氏と同じ清和会所属の福田康夫氏は安部氏の辞任を受けて総裁選立候補への意思を表明。総裁選に勝利し就任するもねじれ国会によって参議院から妨害をうける。当時の民主党の党首が元自民党の小沢一郎氏であることもあり、大連立構想(自民党と民主党の連立)が出るも党内をまとめられず実現には至らなかった。党内もまとめられず、思うような行政運営ができないこともあり、福田康夫氏は原因不明で辞任。これがより自民党支持が離れる要因となり、次の麻生政権はリーマンショックの影響も含め厳しい風当たりとなった。

福田康夫政権での実績

新テロ対策特別措置法・国家公務員制度改革基本法など

videoカテゴリの最新記事