文藝春秋2020年11月号の「東京を政府直轄地にせよ」を読んで

文藝春秋2020年11月号の「東京を政府直轄地にせよ」を読んで

 このpodcastは文藝春秋11月号に記載されていた竹中平蔵氏の「東京都を政府直轄地にせよ」を読んだうえでのpodcastとなっている。なにかと批判の多い竹中氏だがおもしろい意見も多く提示されている。特に主題とされている首都を政府直轄地にせよというのは急進的な意見だが興味深い。首都を直轄地にするという議論はワシントンDCをモデルにしたものと思われ、国家と首都の政策の差を出さないために提案されたと考えられるが、これについては適切だとは考えない。なぜなら、統治能力が低い政権だと首都も大きな影響を受けることになるからだ。首都と国家の意思が統一されることは東京においては適切でないだろう。国際的な金融都市を目指す東京はワシントンDCではなく、ロンドンやニューヨークのような都市を目指すべきで、それにおいて国家の役目は大きくない。

 後半は教育のデジタル化について中心に話した。これは私が大変に関心のある内容であり、これは今後の日本社会において重要だと思われる。教育格差、教育貧困なんて言葉があるが、これらは全て熱意ある教員とデジタル化を許容する社会、そして学ぶ欲求のある子供たちの存在によって解決されるだろう。現在の学校制度は学校に通い、学ぶというもので入学試験や審査が存在し、生徒側は努力を求められる。これが多くの問題を生み出していると私は考えているのだ。まず試験や偏差値についてだが、これらを重視し学校選択をすべきだとは思わない。「偏差値=頭の良さ」という発想は子供たちの選択肢を狭めている。どんな学校であれ建学の理念や長い教育の歴史など重ねているわけで、これは偏差値では測れないものだ。これらを全て偏差値に当てはめ偏差値の高い大学は全てだと考えさせるような進学指導は子供たちに劣等感を与える可能性、または一部の高学歴の学生の慢心をつくる構図となり、精神上いいものとは考えられない。「良い教育を安価で」と考えたときに大学の統廃合や教員への職の提供などをネットのプラットフォームを通じて構築できると安価に、場所を選ばず、好きな教員を選んで教育を受けられるようになると予想される。私「は教区の脱学校化」を目指しこの活動に至った経緯がある以上、生徒の選択肢の増加、教育の自由達成は悲願である。また機会があれば詳細に書くが、良い教育はすでに学校でなくても受けられる時代になったということは重要なことだ。

Polimos管理人 オカソ

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