バイデン大統領の外交は欧州に向かう模様

バイデン大統領の外交は欧州に向かう模様

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ここのアメリカの部分が重要

 トランプ大統領が敗北宣言を行い、不正選挙を訴える人々の熱も鎮火に向かうだろう。そして1月20日にバイデン大統領が正式に就任する。ジョージア州上院選挙の結果も出たことで上院の採決は民主党優位となった。

バイデン政権の閣僚審議における中国への対応審議は当初の想定より甘くなることが予想されるため不安が増している。これまで決めてなかった閣僚候補も上院で承認がしやすくなったことで政権の色を出した人選をするだろう。早速司法長官と労働長官を指名した。

さらに副長官などの人事も続々と発表され、バイデン政権の方向性がより鮮明になってきている。中国へは程々の対応と思われ、外交の方向性は欧州・ロシア・中東に向かう可能性が高くなってきた。ロシア、トルコ、中国は早速、バイデン政権の状況に合わせた動きを示している。

中国は今年全人代で第14次五か年計画の発表が予定されているがここで環境重視の文言が表明されるだろうことは明白だろう。

 バイデンの民主主義サミットの標的が欧州の非民主主義国家とされるハンガリー、ポーランドといった東欧に向いているようで、その標的の終着点には中国ではなくロシアの存在があると思われる。

国務省人事がイラン核合意に関わった人々であること、そして国防長官に中東にいた経験の長いオースティン氏を指名したこと、そして反トランプの下でトランプ政権以前のアメリカに戻ろうとするバイデン政権の思惑を鑑みるにアメリカは中国批判はするがその効果は薄く、重点はロシアなどの東欧、そして中東に置かれるだろう。

さらに人権の観点からサウジアラビアといった中東の権威主義国家への厳しい対応があるかもしれないということでバイデン政権は上院の選挙結果の影響で大きく東アジアへの関与を弱める可能性が出てきたと考える。

参考記事

「Biden Wants to Boost Democracy. He Should Shelve the Summit and Look to Europe. 」POLITICO

https://www.politico.com/news/magazine/2021/01/05/biden-wants-to-boost-democracy-he-should-shelve-the-summit-and-look-to-europe-454823

「Biden to tap more Obama vets to fill key national security roles.」 POLITICO

https://www.politico.com/news/2021/01/05/biden-national-security-roles-455062

 バイデン政権は結果として日本にとってメリットの少ない政権になるかもしれない。韓国との融和を求めてくる可能性は十分にあるだけでなく、環境重視の圧力をかけてくることも明白だ。多くの点でバイデン政権は日米関係を発展させるような期待はあまり持たない方がいいかもしれない。

日本はこの期により一層自立に向けた経済成長、軍事力増加などの内政政策を充実させ、日本を強くしていく必要がある。今年は選挙の年だ。有権者が選挙の際、候補者たちに圧力をかけていくことの重要性が出てくる年になるように。

Polomos管理人 オカソ

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