2021年1月 今月の本紹介

2021年1月 今月の本紹介

 2021年1月はアメリカ大統領選挙の混乱が議事堂襲撃という大事件を引き起こし、アメリカ史に残る大統領となったトランプ大統領をめぐり、日本でも完全なイデオロギー対決が発生した。この騒動を率いた日本のイデオローグの声は未だにトランプは大統領という声だろうか。きっとバイデン大統領がいい悪いと言った方向へと変化しているに違いない。このようなメディアリテラシーを含めた危機の中で連想された本三冊を紹介。

1.国家と革命 ウラジミール・レーニン

 この本はまさにアメリカで起きた議事堂襲撃事件によって連想されたものだった。もしあの暴動を選挙結果がひっくり返るなどといったとんでもが起きたら、きっとレーニン以来の快挙だっただろう。しかし、アメリカは議事堂襲撃を行ったトランプ支持者というボリシェヴィキを撃退した。アメリカの民主主義は守られたのだ。アメリカ史に残る事件に生きる者として改めて暴力による主張の強制を非難しないといけないと痛感した。

2.人類の敵 掛谷英紀

 この本は昨年のアメリカ大統領選挙をめぐるイデオローグとその支持者たちによる対立を思案している中で発見した本だ。これはプロパガンダにさらされ続ける今日の人々への処方箋を提供しているようなものだろう。まだ発売して日が浅いが事実と妄想の差を痛感したネット言論界を見たがゆえにこの本は重要性を帯びている。

3.保守主義の精神 ラッセル・カーク

 「トランプ大統領こそアメリカの保守である」という話は襲撃事件の発端をつくり、さらには選挙結果を早期に認めず混乱を引き起こしたという一連のところから見ても嘘だと理解できるだろうが、トランプ元大統領を4年間にわたって補佐してきたペンス元副大統領こそ保守主義者ということはこの本を読めば理解できるだろう。日本の保守とアメリカの保守では若干違いはあるが、アメリカにおいて保守すべきものとは何か。そして保守とは何を守り、何を保つ精神なのか。全てここから読み説けると考える。

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